ななおじょう
石川県七尾市古城町 古屋敷町竹町入会字大塚14番
七尾城跡は、能登国の守護・畠山氏(1408~1577年)が16世紀前半(戦国時代)に築いた城館跡で、全国でも屈指の規模を有する。石動山系に築かれた城域は南北約2.5km、東西約1.0km、面積は約2..
七尾城跡は、能登国の守護・畠山氏(1408~1577年)が16世紀前半(戦国時代)に築いた城館跡で、全国でも屈指の規模を有する。石動山系に築かれた城域は南北約2.5km、東西約1.0km、面積は約252.6haにおよぶ。 山上から山麓までの自然地形を巧みに利用し、七尾の地名の由来となった七つの尾根筋を中心に多数の曲輪(屋敷地)を連ね、山麓には城下の町並みが形成され京風の能登畠山文化が華やいだ。 天正5年(1577年)の上杉謙信の攻撃によって落城、169年にわたる畠山氏の領国支配の幕が閉ざされた。落城後の七尾城は、一時、上杉方が入り、その後、天正9年(1581年)に織田信長から能登一国を与えられた前田利家が入城した。天正10年(1582年)から17年(1589年)頃に、港に近い小丸山での新たな築城により、七尾城は城としての機能を失うこととなった。
有り。