いするぎじんじゃ
山形県新庄市萩野3559
社殿背後の大は「石動神社の親スギ」と呼ばれ樹齢 千年をこす老木で、根周り十二、六メートル、目通り幹 囲り七七メートル、樹高約三十八メートルの雄大な姿
を誇り、石動神社のご神木として崇められてい..
を誇り、石動神社のご神木として崇められています。
県内でも稀な天然スギの巨木として、県の天然記念物 に指定されています。
江戸時代初期までの羽州街道は、この神社の東側を通 って仁田山に至っていたといわれており、この親スギは その名残かも知れません。
石動神社の祭神は「石動彦神」で、平安時代の大同元 年(八〇六)に勧請されたといわれています。 中世に入 って「白山姫神」を合祀して五社権現となり、それ以来 地元では権現様とも呼んでいます。
「新庄領村鑑」によると、石動神社は周囲百八十一間 約三百二十五メートル)、八百二十四坪の境内を有す る古社と記されています。
石動権現様の使いは「うなぎ」とされ、そのために神 社の周りの田んぼは、どんな日照りの年でも水が不足し たことがないといわれています。五穀豊穣、諸願成就の 神社として、広く近郷の人々に信仰されています。
参道の敷石の一つに「いぼ石」があります。 手や足の 周りにいぼが出て困る人は、この石に三回こすると、た ちどころに治るという不思議な石です。 何百年もの間、 たくさんの人々がこの石をなでてきたので、いつのまに 鏡のように光っています。
「石動権現」の本山は、石川県鹿島郡鹿島町にある修 験の山石動山であるといわれています。遠い昔、石動山 信仰が日本海を北上し、この地方に至ったものと考えら れます。
新庄市教育委員会 平成八年三月二十日設置
石動神社(いするぎじんじゃ)は、山形県新庄市にある神社である。創建は大同元年(806年)と伝えられており、新庄市では最も歴史がある古社である。地元では権現様とも呼ばれている。
806年