あしいなばじんじゃ
徳島県板野郡上板町神宅字宮ノ北45
旧神饌幣帛料供進神社。境内にある嘉永6年(1853)建立の大鳥居に掛かる神額に「殿宮神社・葦稲葉神社・鹿江比売神社」とあり、一般には「殿宮さん」と呼ばれている。現在は、本殿が2社あり、東側本殿の殿..
旧神饌幣帛料供進神社。境内にある嘉永6年(1853)建立の大鳥居に掛かる神額に「殿宮神社・葦稲葉神社・鹿江比売神社」とあり、一般には「殿宮さん」と呼ばれている。現在は、本殿が2社あり、東側本殿の殿宮神社には素盞嗚命、西側本殿の葦稲葉神社には倉稲魂命、鹿江比賣命が鎮座されている。 葦稲葉神社は式外の古社とされ、もと大山畑芽野原に鎮座していたが、社殿が山吐水のため宮ヶ谷の尾端に遷座、さらに天文年間(1532~55)社殿焼失のため、殿宮神社境内に社殿を新築し鹿江比売命とともに祀った。 鹿江比売神社は延喜式内社で、この神社ももと大山畑の芽野原に祀られていたが社殿が焼失し、当時宮ヶ谷に奉斎されていた葦稲葉神社に合祀され、さらに天文年間に神宅村殿宮神社に遷座されて今日に至ると伝わる。 殿宮神社の創立年代は不詳であるが古くは「殿宮牛頭天王」と呼ばれていた。特に土御門天上皇の御崇敬厚く、同上皇の仮の行宮所とされたため、当時の人たちはこの神社を「殿の宮」と呼ぶようになった。また、三好氏の崇敬社であり、戦旗が奉納されたと社伝にある。
葦稲葉神社(あしいなばじんじゃ)は、徳島県板野郡上板町に鎮座する神社である。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 鹿江比賣命(かえひめのみこと) 素盞嗚命(すさのおのみこと)
旧村社 式外古社(葦稲葉神社) 式内小社(鹿江比売神社)
10月22日
無し。