さけじんじゃ
福岡県嘉麻市田島大隈542
鮭神社の創建は、社伝によると奈良時代の神護景雲3年(西暦769年)と伝えられており、祭神は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみ..
鮭神社の創建は、社伝によると奈良時代の神護景雲3年(西暦769年)と伝えられており、祭神は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)の御三柱をお祭りしております。
この神社は、全国的にも珍しい名前の神社で、海に帰られた豊玉姫命が恋しい夫や愛しい息子に対し、使いとして鮭に便りを託されたと伝えられており、この神社の周辺(嘉麻川)に鮭が上ってくれば豊作として五穀豊穣や無病息災を喜び、もしこれを途中で捕まえたり食べたりすれば災難にあうと古くから言い伝えられており、そうしたことから、この地域の人々は古来より遠賀川の上流域に位置する嘉麻川を遡上する鮭については食べないという風習があります。
古老の話では、昭和の初め頃までは鮭が遡上していたということで、いったんは途絶えていたものの、昭和53年12月に数十年来していなかった鮭が遠賀川の下流で捕獲され、以来、ほぼ毎年のように遡上が確認されるようになりました。
毎年12月13日の献鮭祭当日は、氏子、地域住民はもちろん、水産業関係者等も一同に参拝し、遡上してきた鮭を鮭塚に奉納しております。
なお、境内には鎌倉時代に植樹されたといわれる嘉麻市指定天然記念物の「夫婦楠」があり、また鮭の遡上は産卵を伴うことから、縁結びや夫婦円満 子宝に恵まれるとの御利益があるといわれております。
鮭神社(さけじんじゃ)は、福岡県嘉麻市にある神社。旧社格は村社。鎮座地の近くには遠賀川が流れる。祭礼において鮭を祀るが、これは日本で唯一であるという。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと) 鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと) 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
旧村社
神護景雲3年(西暦769年)
献鮭祭 毎年12月13日
有り。国道211号沿いの公民館駐車場(国道を挟んで鳥居斜め前)が、鮭神社駐車場とされています。