にょほうじ
愛媛県大洲市柚木943
如法寺はもともと、室町時代に喜多郡の領主・宇都宮氏によって創立された寺でした。その後、廃寺となりましたが、寛文9年(1669)に大洲藩2代藩主・加藤泰興やすおきが禅の高僧である盤珪永琢ばんけいようた..
如法寺はもともと、室町時代に喜多郡の領主・宇都宮氏によって創立された寺でした。その後、廃寺となりましたが、寛文9年(1669)に大洲藩2代藩主・加藤泰興やすおきが禅の高僧である盤珪永琢ばんけいようたくを迎えて再興した、臨済宗妙心寺派の寺院です。 当初、境内には仏殿、輪蔵、方丈、庫裏など数多くの建造物がありましたが、数度の火災で仏殿以外の建物が焼失、その後、数棟が再建され今に至っています。 山内には、延宝5年(1677)建立の観音堂や、奥旨軒おうしけん(開山堂)などが点在するほか、方丈裏には江戸中期の作といわれる池泉観賞式庭園があり、 睡蓮の花に彩られた“不生池”が静謐な趣をたたえています。 如法寺には、龍護山曹渓院りょうござんそうけいいんとともに大洲藩主加藤家の墓所があり、2代泰興、3代泰恒、4代泰統、5代泰温、7代泰武、9代泰候、12代泰祉と、7名の藩主が祀られ、境内および墓所は大洲市の史跡に指定されています。
如法寺(にょほうじ)は、愛媛県大洲市にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は冨士山。本尊は釈迦如来。
冨士山
臨済宗
妙心寺派
大洲藩加藤家墓所