すがもさるたひこだいじんこうしどう
東京都豊島区巣鴨4丁目35
全国的に有名な巣鴨の庚申塚にあった庚申塔は、高さ八尺で文亀二年(1502年)建立、現存していれば区内最古の石碑。
昔、巣鴨の庚申塚は、中山道の本街道であり、板橋宿の一つ手前の立場として上り、..
昔、巣鴨の庚申塚は、中山道の本街道であり、板橋宿の一つ手前の立場として上り、下りの旅人の往来が激しく、休息所として賑わい簡単な茶屋も在り、人足や馬の世話もした。
広重の絵にも描かれ、江戸名所図絵で見ると、茶店に人が休み、人足の奪い合いをしている旅人もいて賑やかである。
ここに団子など売る茶店もできて、藤の花をきれいに咲かせていたのが評判で花の頃は、小林一茶も訪れて「 藤棚に寝て見てもまたお江戸かな 」の句がある。
尚、現在の庚申塔は、明暦三年(1657年)に建立されたものです。
以前の庚申塔は、世に云う明暦の大火とも振り袖火事とも云う大火のあと、復興のため江戸の入口、巣鴨にも、上州、秩父、川越方面より持込む木材が多く集積された。道路の左右は寸尺の空地も無く、庚申堂の碑に立掛けた竹木が重心を失い、庚申塔に倒れ当り五つに砕けた。砕けた庚申塔はそのまま土の中に埋め、其の上に新しい庚申塔を建立したと云う。
※振り袖火事で有名な本妙寺は、明治四十四年本郷よりこの地に移る。
東京さくらトラム(都電荒川線) 庚申塚停留所から徒歩1分 巣鴨駅または大塚駅から徒歩15分 東京都営地下鉄三田線 巣鴨駅
無し