さきのたたなみのいけじりのみささぎ
奈良県奈良市山陵町
成務天皇:景行天皇(第12代)の第4皇子で、兄に日本武尊がいる。 景行天皇51年(121年)8月4日に24歳で皇太子に立てられ、9年後に景行天皇の崩御により第13代天皇に即位する。 立太子の背景..
成務天皇:景行天皇(第12代)の第4皇子で、兄に日本武尊がいる。 景行天皇51年(121年)8月4日に24歳で皇太子に立てられ、9年後に景行天皇の崩御により第13代天皇に即位する。 立太子の背景には、景行天皇が宴会を開いたとき、稚足彦尊(後の成務天皇)と武内宿禰の姿が見当たらなかったので後日、なぜ宴会に来なかったかと質問をすると稚足彦尊らは 「皆が国のことを忘れて楽しむときだからこそ、反逆の機会を伺う輩に備えて門を守っていたのだ」と答え、大いに納得したからだという。 都は志賀高穴穂宮(現在の滋賀県大津市穴太)で、景行天皇の行宮を継承したとされる。 成務天皇の事績としては即位5年9月、諸国に令して、行政区画として国郡・県邑を定め、それぞれに造長・稲置などを任命して、山河を隔にして国県を分かち、阡陌(南北東西の道)に随って邑里を定めた事が有名で、 現在の県、市、町、村の地方行政機構の整備を図ったとされている。 即位48年に足仲彦尊(後の仲哀天皇)を皇太子とし、即位60年に95歳で崩御された。
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