さみながみまえじんじゃ
三重県志摩市磯部町恵利原1273
第11代垂仁天皇27年9月、倭姫命一行が志摩国を巡幸中、1羽の真名鶴がしきりに鳴いているところに遭遇し、倭姫命が大幡主命らに様子を見に行かせた。すると稲が豊かに実る田を発見、もう1羽の真名鶴が稲をく..
第11代垂仁天皇27年9月、倭姫命一行が志摩国を巡幸中、1羽の真名鶴がしきりに鳴いているところに遭遇し、倭姫命が大幡主命らに様子を見に行かせた。すると稲が豊かに実る田を発見、もう1羽の真名鶴が稲をくわえていた様子を見た倭姫命は「物言わぬ鳥すら田を作り、天照大神に奉る」と感激し、伊佐波登美神に命じて抜穂(ぬいぼ)に抜かせ、天照大神に奉った。その稲の生育していた田を「千田」(ちだ)と名付け、その傍らに伊雑宮を建立し、真名鶴を「大歳神」として祀ったのが当社であるとされる。
神宮皇大神宮(内宮)の別宮である伊雑宮の所管社である。佐美長神社と同じ境内にある佐美長御前神社は4つの社から成り、伊雑宮の所管社5社のうち第2位から第5位である。社名を「佐美長御前神社四社」と記す文献もある。『磯部町史』では「佐美長神...
佐美長御前神(さみながみまえのかみ)
伊雑宮所管社第2〜5位
第11代垂仁天皇27年9月
神明造
無し