二見が浦のシンボルとしても有名な夫婦岩です。
夫婦岩は、大小二つの岩を注連縄で結んでおり、沖合700mの海中に沈む猿田彦大御神の霊石と日の大神(太陽)を拝する鳥居としての役割も果たしています。夫婦和合の象徴とも言われます.
夏至の日には、この夫婦岩の真ん中からご来光が見られます。5月~7月には夫婦岩の間から上がる太陽が見られますので、ぜひ早朝に訪れてみては。
カエルは猿田彦大御神の使いと言われており、二見興玉神社ではいたるところにカエルの石像が見られます。これらの石像の多くは「無事かえる」「失くした物がかえる」「若がえる」などの縁起をかついで、献納されたものです
猿田彦大神が出漁中、比良夫貝に手を挟まれて溺死した。その「比良夫貝」をオオシャコ貝だとする説があるので、こんなものを展示してあるのでしょうけど、私は取るに足りない妄説だと思いますよ。オオシャコ貝は、食用にならないので、海女・海士は絶対に手を出さない。第一、伊勢湾に生息していないじゃないか。私の故郷の徳島では、「タイラギ」のことを「ヒラブ」と呼んでいました。方言辞書にもちゃんと載っています。
オオシャコ貝何の意味があるのかなぁ?っと思ってました。そういう説があるとは知りませんでした。ありがとうございます!!
オオシャコ貝って、インパクトがあるから、「ああ、なるほど、これに手を挟まれたら死ぬだろうな!」って、安易に納得する人が多いと思います。対立する比良部貝=タイラギ説は、1798年に本居宣長という国学者が『古事記伝』という書で世に問うたのですが、現在、あまり顧みられることがなく、オオシャコ貝説の方だけが世に拡散している現状を私は残念に思います。タイラギは寿司ネタとしても人気があります。ホタテ貝よりも太い貝柱がとても美味なんです。貝柱が太いということは、これに手を挟まれたら、容易には外せない程の圧力で締め付けられるということなんです。美食家だった猿田彦は、それが元で命を落としたと私は解しております。