いずもたいしゃ(いづもおおやしろ)
島根県出雲市大社町杵築東195
日本神話で最も有名な「国譲り」に応じる条件として造られた壮大な社殿。 出雲大社の正式な読み方は「いづもおおやしろ」ですが、一般的には「いずもたいしゃ」と呼ばれます。今では“縁結び”の神様として大人..
日本神話で最も有名な「国譲り」に応じる条件として造られた壮大な社殿。 出雲大社の正式な読み方は「いづもおおやしろ」ですが、一般的には「いずもたいしゃ」と呼ばれます。今では“縁結び”の神様として大人気ですが、本来この“縁”は男女の縁だけではなく、神様の力で生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための結びつきを指します。
【カリスマ、大国主大神】 その偉大なる神様とは、祭神の大国主大神(おおくにぬしのかみ)。神話の昔、山陰山陽から北陸までの広大な地域を治め、葦原中国(あしはらのなかつくに)の国作りを完成させました。しかし、神の国・高天原(たかあまのはら)からの天照大御神(あまてらす)の使者に「国譲り」を要請され、話し合いの末に大国主大神は幽冥界(死者の世界)の主となりました。話し合いと言われていますが、実際は武力による滅亡だったと推測されます。国を譲る代わりとしての条件が、大きな宮殿(出雲大社)の建立でした。
【二礼・四拍手・一礼】 参拝方法は一般と異なり、不思議なことに、「二礼・四拍手・一礼」を作法としています。この特殊な参拝方法は出雲大社と宇佐神宮のみに伝わる風習で、異説では「四拍手=死」の意味があり、古代のかなり大物な人物の霊廟である可能性があるようです。アマテラスとの戦いに敗れた大国主大神が、祟りを起こさないようこの出雲大社に封印されていることの暗示だという説があります。
【因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)】 この説話は、大国主大神がなぜ八十神(兄神)をさしおいて広大な国を束ねることができたかを説明する『古事記』の一部。 「因幡の白兎が島から島に渡ろうとして、和邇(ワニ※サメのこと)を並べてその背を渡ったが、最後の和邇に毛皮を剥ぎ取られて泣いていたところを大国主神に助けられる」という部分が広く知られており、大国主の優しさとカリスマ性を示す一節となっています。
出雲大社(いづもおおやしろ、いづもたいしゃ)は島根県出雲市にある神社である。式内社(名神大)出雲国一宮で、旧社格は官幣大社。現在は神社本庁包括に属する別表神社、宗教法人出雲大社教の宗祠。
大国主大神
式内社(名神大), 出雲国一宮, 官幣大社, 勅祭社, 別表神社
神代とされる
大社造
杵築大社
出雲國神仏霊場1番
5月14日 - 16日
神在祭など
国宝 出雲大社本殿 秋野鹿蒔絵手箱
有り