くしいわまどじんじゃ
兵庫県丹波篠山市福井1170
神社のある所は古の神田庄大芋郷にして、もと48箇村の總社たり故に、大宮と稱す。 延喜式神名帳にも亦名神大と記せられたる所以なり。境内に霊厳あり高さ數丈巍然として秀づ又神井あり福井と云ひ御供の水に..
神社のある所は古の神田庄大芋郷にして、もと48箇村の總社たり故に、大宮と稱す。 延喜式神名帳にも亦名神大と記せられたる所以なり。境内に霊厳あり高さ數丈巍然として秀づ又神井あり福井と云ひ御供の水に用ふもと社領富饒祠殿壯麗なりしが應仁以降、細川山名両家の戰亂の爲め、屡其災を被りたり。 天正中、明智光秀の波多野秀治を征討するや、全莊其焚燒する所と爲りさしも輪換を極めたりし堂宇と累代の寶什とを併せて烏有に歸せり。 次で社領没収せられ、僅に供田二反の存するあるのみ然れども、境域尚九町歩ありしと云ふ。 元来神田庄と稱するは、此神社の御供たりしによる故を以て、往昔より霊淑の境として不淨物を埋葬することを厳禁し、必ず他村に持運びたり。之を稱して大芋の持越しと云ふ。 享保10年(1725)、市野々村民同村内に墳墓を設くるに至り、爲に物議を生じ遂に藩主に訴へ、前例に復し維新迄厳禁せられたり。 明治6年(1873)、村社に列せられる。同37年(1904)、縣社に昇格す。
櫛石窓神社(くしいわまどじんじゃ)は、兵庫県篠山市にある神社。式内社(名神大社)で、旧社格は県社。
櫛石窓命
式内社(名神大)
4月29日
無料
有り
なし