昔、入江長者が娘の病を治した行基菩薩に八町四方の土地を寄進し、天平19年(747年)聖武天皇の勅願により行基菩薩が開山。もと平生寺と号した。天治元年(1124年)良忍上人が中興して融通念仏の一派、中嶋大念仏の本山となったが、やがて衰退。建永元年(1206年)勝尾寺から法然上人が四天王寺へ日想観を修するために赴く途中、行基・良忍ゆかりの旧跡が荒廃しているのを嘆いた法然上人が、承元3年(1209)「源をたづねてぞ知るこの寺の 光あまねき法のともしび」と詠み再興に尽力し、この歌から源光寺の名をとり、浄土宗に改めて浄土大念仏本山として復興したという。