旧大東町の街道沿いにある玉垣の美しい神社です。勧請年月は不詳ですが、建久4年(1193年)に社殿を再造営したとする棟札が保管されています。御祭神は、伊邪那岐命、伊邪那美命、大名持命、少彦名命、事代主命です。
伊邪那岐・伊邪那美の夫婦神は国生神話の神。大名持命は大国主命のことで、少彦名命とともに、父神である神産巣日神の命により、大国主と義兄弟となり国造りに参加した神です。
少彦名命は、天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)に乗って波の彼方からやってきたとされています。国造りの協力神、常世の神、医薬、酒造り、石の神と多様な性質を持ちますが、悪童的な性格もあり、草に弾かれて常世に去ります。事代主命は、大国主命と神屋楯比売命間に生まれた神子です。