ぜんかくじ
福岡県直方市植木959-1
真言宗醍醐派龍青山善覚寺は、大正九年(1920)開山尼岩熊善行尼が、夫俊太郎の死別をきっかけとして出家。菩提を弔っていたところ、ある夜のこと、夢の中に一人の行者が立った。「我は、石鎚山の行者で、孝..
真言宗醍醐派龍青山善覚寺は、大正九年(1920)開山尼岩熊善行尼が、夫俊太郎の死別をきっかけとして出家。菩提を弔っていたところ、ある夜のこと、夢の中に一人の行者が立った。「我は、石鎚山の行者で、孝之真という。千年前に我が開眼した霊石がある。岩熊家で先祖から祀ってきた石である。」と語った。さっそく霊石を奉安して祈願すると、さまざまな霊験を顕したことから、徐々に信者が参拝するようになった。そして、大正十五年(1926)鞍手分教会を創立する。 昭和二年(1927)本堂を建立したところ、再び霊夢に孝之真が立ち、「本尊には石鎚大権現を祀り、霊石に孝之真と刻め」と告げる。こうして寺観が整い、昭和二十一年(1946)から善覚寺の寺号を公称している。
龍青山(りゅうせいざん)
真言宗
醍醐派
1920年(大正9年)
石鎚大権現立像
岩熊善行尼
龍青山 善覚寺(りゅうせいざん ぜんがくじ)
九州八十八ヶ所百八霊場 第16番
秋季大法要 11月3日《文化の日》 月例縁日祭 毎月28日
・JR筑前植木駅より徒歩10分 ・九州自動車道八幡インターより車で15分 直方PAより徒歩10分 ・九州自動車道鞍手インターより車で10分 ・県道直方・宗像線沿い、寺標あり参詣者専用駐車場より徒歩3分