こうさいじ
新潟県柏崎市高柳町高尾1255
大ケヤキ材を使った荘重な伽藍、禅の奥深さを感じさせる静かな庭園、坪野地区の寺山のふもとにある曹洞宗の寺である。如意輪観音を本尊とし、円通山広済寺と呼び、創建は嘉吉2年(1442年)。
当時、こ..
当時、この地方の領主であった佐橋朝広公は、父親の菩提寺を作るために京都から不琢了圭和尚を呼び寄せた。そして、和尚はこの寺を開山した。創建より250年間は佐橋公ただ一人の菩提寺であったが、佐橋公の没落後に檀信徒の寺となった。
現在の建物は3度目のものである。創建から94年後の天文5年(1536年)に兵乱にあい、壮大で美しい建物は全て灰になってしまったといわれている。その後建立したものの、延宝8年(1680年)3月の豪雨で裏山の土砂が崩落し、全ての伽藍が倒壊、埋没してしまった。
現在の地を選んで安永4年(1775年)に起工し、3年後の6月に棟上式を挙げたのが現在の伽藍である。
円通山
曹洞宗
1442年(嘉吉2年)
如意輪観世音菩薩
不琢了圭和尚
佐橋朝広公
越後三十三観音 第9番
北陸道 柏崎ICより車で30分