ごりょうかく
北海道函館市五稜郭町43-9
五稜郭は、戊辰戦争最後の戦場である箱館戦争の舞台となった場所です。 徳川幕府の命を受けた蘭学者・武田斐三郎が設計し、元治元年(1864)年に完成された、国内初の西洋式城郭です。五稜郭という名前のよ..
五稜郭は、戊辰戦争最後の戦場である箱館戦争の舞台となった場所です。 徳川幕府の命を受けた蘭学者・武田斐三郎が設計し、元治元年(1864)年に完成された、国内初の西洋式城郭です。五稜郭という名前のように、稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角があり、星形の五角形となっています。星形の城郭は、防御側の死角が少ないなどの利点があり、ヨーロッパ各地に造られた城塞都市をヒントにしたもので、この形を「西洋式土塁」といいます。このような形の五稜郭は、日本では函館市の五稜郭と長野県佐久市の龍岡城の2ヵ所だけとなっています。 箱館戦争後は、明治政府兵部省が管理することになり、その後は役所として利用されることはありませんでした。1871年、開拓使本庁の札幌移転に伴い、その庁舎建設のため、木材不足から奉行所庁舎や付属建物の大半を解体。1873〜1897年までは陸軍省の練兵場として利用されます。1914年(大正3年)から五稜郭公園として一般開放され、以来、函館市民の憩いの場とともに函館を代表する観光地となっています。 北海道唯一の国の特別史跡に指定され、「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産に選定され、日本100名城( 2)に選定されています。 また、2010年には箱館奉行所が復元公開されました
市電「函館駅前」~「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分 函館バス「函館駅前」~「五稜郭」下車、徒歩約15分 函館バス「函館駅前」~「五稜郭公園入口」下車、徒歩約7分