かんのんじ
栃木県佐野市金井上町2237
室町時代後期大永三年(1523)に、佐野越前守秀綱によって安蘇群天命村(現在の佐野市天明町)に建立され、安楽寺第六世自負法印を開祖として迎えたのが始まりと言われています。その後、慶長七年(1602)..
室町時代後期大永三年(1523)に、佐野越前守秀綱によって安蘇群天命村(現在の佐野市天明町)に建立され、安楽寺第六世自負法印を開祖として迎えたのが始まりと言われています。その後、慶長七年(1602)徳川家康の命による、唐沢山城の春日岡への移城に伴い、現在地へ移りました。 当時の領主であった佐野信吉は、佐野城下の建設に際し、城の南方の街道を中心に街並みを形成し、佐野川(現在の秋山川)東岸に寺をまとめて出城的要素をもたせました。これには同時に、鬼門除けの意味もあったとされています。しかし、慶長十九年(1614)に所領没収を命じられ、春日岡城は廃城となり、城下町として存続したのはわずかな期間でした。現在の佐野市街に見られる、碁盤の目のように区画整理された町並みは、当時の面影を色濃く残しています。
日輪山
千手院
真言宗
豊山派
大永3年(1523)
不動明王
自負法印
佐野七福神 大黒天霊場
JR、東武鉄道佐野駅徒歩約10分