いわやじ
兵庫県姫路市豊富町神谷3031
大化元年(645年)法道仙人の開基と伝えられる寺である。孝徳天皇の病気平癒を岩屋寺の大岩の下で行いその功によって七堂伽藍が整ったと言われる。その後、本院六院、十八坊を数える隆盛をみたが、天正五年(1..
大化元年(645年)法道仙人の開基と伝えられる寺である。孝徳天皇の病気平癒を岩屋寺の大岩の下で行いその功によって七堂伽藍が整ったと言われる。その後、本院六院、十八坊を数える隆盛をみたが、天正五年(1577)別所吉親の兵火によってことごとく灰尽に帰した。慶長六年(1601)復興、延宝四年(1676)源空が中興して今日に至っている。姫路城の鬼門にあたるとして城主の厚い信仰をうけた。特に松平直矩は嗣子が誕生した時本尊から母乳を授かったとして「有乳山」の山号を贈ったという。
有乳山(うにゅうさん)
天台宗
645年(大化元年)
毘沙門天
播州薬師霊場 第21番結願所
JR播但線 仁豊野駅下車、タクシーで約10分 神姫バス 姫路より細野大仰経由北条行 岩屋バス停下車、徒歩5分