しんぷくじ
新潟県小千谷市片貝町469
当山は大同元年の草創なり。その頃この村に一人の信仰深き優婆塞あり。或夜夢に龍神あらわれ告げて曰く「池水の辺に一寸八分の黄金の観音像まします。汝に授くべし」と。夢よりさめ、池水の辺を探しみるに黄金の観..
当山は大同元年の草創なり。その頃この村に一人の信仰深き優婆塞あり。或夜夢に龍神あらわれ告げて曰く「池水の辺に一寸八分の黄金の観音像まします。汝に授くべし」と。夢よりさめ、池水の辺を探しみるに黄金の観音像光明赫々たり。彼狂喜して傍の薫木を用い一尺八寸の像を刻し件の像を胎内佛として拝み続けり。星移って延宝元年火災にかゝり堂全焼す。不思議と胎内仏のみ灰上に立ち給う。住職其の胎内仏を供じて京に登り、三宝院御門主にこの不思議を奏す。宮にも感得し給い、一刀を転じて一尺八寸の正観世音を刻し住職俊永に与え給う。当山本尊はこれなり。
池景山
真言宗
豊山派
806年(大同元年)
寺院本尊: 大日如来 札所本尊: 正観世音菩薩
越後三十三観音霊場 第14番
関越道 長岡南越路スマートICより車で7分