こうみょうじ
徳島県三好市池田町松尾松本55
当山は弘仁9年(818年)の春、宗祖弘法大師四国錫杖の折、天下は大旱抜により人畜をはじめ生物ことごとく瀕死の状態で天を仰ぎ雨を請いし時、時の嵯峨天皇、弘法大師に雨乞を命じたり、大師、中津山大権現の霊..
当山は弘仁9年(818年)の春、宗祖弘法大師四国錫杖の折、天下は大旱抜により人畜をはじめ生物ことごとく瀕死の状態で天を仰ぎ雨を請いし時、時の嵯峨天皇、弘法大師に雨乞を命じたり、大師、中津山大権現の霊験灼たかなるを感じ当地に参り中津山の遙拝出来る黒沢の地に密壇を飾り二十一日間の雨乞いの修法を行い、満願の日になるや一転にわかにかき曇り、中津山大権現出現し大師の意を体し二夜三日に及ぶ恵雨をもたらし万民万物の生命を救いたり、大師中津山大権現の霊験いよいよ灼たかなるを感銘し天長元年(824年)修法の地黒沢に一寺を建立祈祷寺として全国各地より参拝者多く盛大を極めて居りしに天正年間兵火により焼失。万治元年(1658年)中津山麓の当地に遷し再建現在に及ぶ。
中津山
真言宗御室派
824年(天長元年)
阿弥陀如来(中津山大権現)
弘法大師
中津山 光明寺
阿波秘境七福神 恵比須大神
井川池田ICより車で35分